最近明け方が寒い。一人で寝ると更に寒い。だから毎日一緒に寝ようなんて、ちょっと言い訳っぽかったかもしんない。





















モーニング×××コール





















「・・・Z・・・z・・・」










明け方、首筋を撫でていく冷気に震えて、自然と眠たい目が開いた。だんだんと視界がハッキリしてきて、ふと隣を見ると背中をコチラに向けて寝息をたてるがいた。寝る前は確か向き合って寝ていたはずなのに、いつのまにか寝返りをうって向こうを向いてしまったらしい。そうとは判っていても何となく気分が悪い。寝起きの機嫌の悪くなる時の気分は最悪だ。つまらない事で苛立つ自分に更に苛立つ。










、こっち向くさ」

「・・・・・ん゙ー」










ちゃんとした返事が返ってこないのは判りつつも、声をかけながら肩に手をかけてこちらを向かせようとする。にも関らずは更に向こう側に倒れて少々ぐずった声をあげた。まあ気持ちよく寝てるところ邪魔されたら嫌さね。だけどオレもがコッチ向いて寝てないとなんか嫌なんさ。










「・・・。」

「z・・・Z・・・」










このまま無理にでもこっちを向かせても良いんだろうけど、(っつーかオレこんなに幼稚だったか?)寝起きでソコまで力も使いたくない。仕方が無いからオレが間を詰めてにくっついた。それと腰辺りまで下がってしまった布団を持ってきてお互いの肩あたりまでかける。上になっている方の腕をの腹(前)にもっていき、の髪の毛に鼻を埋めて、を腕の中におさめた。自分でも無性にとくっついていたくて仕方が無いのがわかるし、それが何だか変にイライラした気分にさせる。










「・・・・・・!。」










このまま、また二度寝する予定だったはずなんだけど、ふと腕を動かした拍子に柔らかいものがあたった。・・・まあオレも男ですし、反応しちゃうわけで。ちょっとした悪戯心が芽生えての胸をやわやわともみしだく。あ、勿論パジャマの上からね。って寝てる間はノーブラなんさ。・・・そりゃずっと付けてたら苦しいか。










「・・・ん、」

「!」










寝てる相手に変態っポイかもしんないけど、もうそんなのどうだっていい。喉の奥で微かに声を上げたに、今度はパジャマの中に手を滑りこませて直接また揉む。・・・女の子の胸って何でこんなに柔らかくてあったかくて気持ちいんだろ。










「っ、は・・あ」










頭が寝てても身体はしっかり反応してくれるらしく、胸の頂が少し立ってきた。それを指ではさみつつまた円を描く様に優しく揉むと、が朝方特有の少し枯れた声で甘く啼いた。あーなんかこう・・・朝からヤりそうな勢いかもしれない。オレのアレがちょっとヤバくなりそうな気がしてきた。










「っゃ、あっ!?」

「・・・起きちゃったさ?」










ちょっと調子にのって頂をキュっと摘み上げたらが喘ぎながら(叫びながら)大きく動いた。寝起きでよく理解できていないらしく、パジャマの上からオレの手に触れて首だけで後ろを向いた。驚いてる顔が可愛くて額にキスしてからわざとらしくそう言ってやった。










「っ何し・・は、」

「寝起きって感度抜群」

「な!?・・にっ・・・ハ んアあッ!」










ようやく理解できてきたらしく、パジャマの中で胸を弄り続けるオレの手を離そうとするに耳元でそう言ってやると一瞬力が抜けた。それを良いことに、の体の下に片手も滑り込ませてもう片方の胸も愛撫してやると背中が仰け反った。と、同時にその手の甲に痛みが走る。










「い゙っ いだだ!!!何するんさーっ!」

「っはー・・・はーっ・・何するってっ、こっちの台詞・・・ッ」










がオレの手の甲を抓ったらしく、痛みに驚いて手が止まるとはそれを見計らってベッドから飛び起きた。そして暫くお互いを見て文句を言う。まさか抓られるなんて思わなかったさ。










「朝から何してくれちゃうのよ!」

の胸が手にあたって、つい、さ。だってちょっと気持ち良かったっしょ?」

「!? なっ違、ってゆーかついって!」










抓られた手の甲を摩りながらに文句を言うと、は一瞬赤くなって必死に否定した。・・・なんだかなー、結局可愛いんさは。(朝から惚気んのも大変さね)でも可愛いからって、手の甲抓ったことを許すのとは話が違うんさ?










「うーん。こりゃお仕置きが必要さね?」

「ね、え?!ちょっと!私悪くないよ!?」

「悪いさ!」

「ぎゃっやややめっ!!?!」










抓ってくれた仕返しはたっぷりの身体にお礼してやるって事で、抵抗するの腕をずるずると引っ張ってベッドへと押し倒した。さっきの名残でパジャマがちょっと持ち上がってるのが誘ってるみたいさ!(自分に都合よく解釈する)今日は朝早く寒くて起きちゃった事がラッキーだったかもしんない。















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