私は、今日、ソレを実行する。









































日頃の御恩倍返し










































「ラビ、ホットミルク飲む?」

「飲むさーっ!!」

「・・・ふっ(黒笑)」

「ん?今笑った?」

「えっ空耳じゃないの?」










午後8時を過ぎた教団の自室。キッチンに立って牛乳を温めている私に、
後ろから抱き付いてくるラビはご機嫌。
思わず零れた黒い笑みは、今は未だ気のせいという事にしておこう。










「砂糖はぁ?」

「1杯でオネガイシマス」

「はーい。じゃ、持ってくから座ってて(にこ)」

「おう(にこ)」

「・・・。」










そして私もニッコリしながらラビに砂糖の加減を聞く。
ラビは私の言いつけ通り、私から離れソファに座った。
彼がコチラに背を向けた瞬間、彼のコップにだけ入れる白い粉。










「どーぞ。」

「ん、ありがとさぁ(にこ)」

「いえいえ(にこ)」










テーブルの上に自分のと彼のを間違わないように2個コップ置き、
ラビを見ると無垢な笑顔。
少しだけ私の良心が痛んだが、この笑顔に騙されてはいけない、と言い聞かせる。










「それ、何の本?」

「んー?毒を持つ植物(以下略)なんさ。」

「ふーん。また難しそうな」

「結構面白いぜ?」

「ラビは本の虫だもんねー(ニコ)」

「ま・な(ニッコリ)」










適当に会話をする。そう、不自然じゃないように振舞いながら。
彼がコップの中身を口にする度、少し緊張した。










そして数十分後。外は更に深い暗闇。
ラビはホットミルクの催眠作用でソファで深い眠りの中。
いよいよソレを実行する時。下準備は、万端。





















***





















「ッ!!!」

「ん?なぁーに?」










優しめに返事をする私とは対照的に、感情むき出しのラビ。
私の口端は吊り上がっているだろう。
そこには両腕をソファの後ろに回されに縛りつけられ、
脚をM字に開いたまま固定されたラビ。










言わずとも判るだろうが、やったの私。
あの白い粉は遅れて効いてくる催淫剤。










「これッ何なんさ!?何のつもっ!!・・ッく、は・・・」

「いつものお返しをしてあげようと思って、ね?(にこ)」

「っ・・う、あ・・」










そんな格好をしているラビに睨まれたって怖くない。
むしろ今のラビの目は催淫剤のせいで誘っている様にイヤラシイ。
声を荒げるラビの自身をズボン越しに撫で上げる。
それだけでこんなに反応してもらっちゃぁ、後の期待も高まる。










「お返しっ・・て・・・クッ」

「いつも私にシてくれるじゃない。腰が立たなくなるほど(黒笑)」

「ッ!!、待っ・・」










自身を撫でつつ、語尾を強調して言ってやった。
そうコレは日頃のお返し。御恩(この場合は恨み)倍返しってね。
ラビの制止の声なんてお構いなしに、私はズボンから自身を取り出し、直接弄ぶ。










「ねーラビ、気持ちい?」

「いっ・・ッ、は・・・あ」

「答えてくれなきゃツマラナイんですけどー」

「うあ・・ッ!・・ンく・・」










ラビは、上からラビの脚の間にいる私を見ながら、必死に声を抑えている。
そのせいで全然私との会話は成り立たない。
それを少し面白くないと思った私は、業と自身の先を親指の腹で強く擦る。
その度にラビの腰は跳ね上がり、先走りの蜜が出てきている。










「ラビ?」

「・・ッ・・はっ」

「声我慢しなくて良いのに」

「無理・・さ、っ」

「つまんなーい」

「ッ 何しっ・・っ!!ふ・・う」










ホント、つまらない。意地張るなんてラビらしくない。
そんな事を思いながら、徐にラビの自身へ舌を這わせる。
裏筋をねっとりと舐め上げ、先だけを口に含んだ。
ラビからは甘ったるくて荒い吐息と蜜しか出てこない。










「うや、も・・ッ無理さ・・っ」

「んー、ふっ(やーだ)」

「っ・・く、あァッ!!」










まあ取り合えず恩返しだから軽くイかせてあげようと思い、
自身の先だけ口に含んだまま、他の部分に手を這わせ上下させて、
すこーしだけ激しく愛撫してあげた。ら、即効。
腰を跳ね上げて、女の子みたいな声をあげてイってしまった。










ラビの手と、ソファを縛っている縄がキシ、と言った。










「ふ・・コクっ・・ちゅっ」










喉に苦い白濁液が流れ込んでくる。
それを飲み込み、更に吸い上げる。
イったばかりのラビには、ソレはまた欲情させるだけにしかならない。










「んっ・・・は、」

「っ・・苦い。」

「なら飲まなきゃ・・・っぁ」

「だってラビのだし(にこ)」

「うっ・・も、やめっ・・」

「なぁにー?まだ始めたばっかなのに。」

「ッ納得でき、っ・・ない・・」

「納得なんてしなくていーよ」

「ッ・・アっ・・」










口の周りの蜜を手の甲で拭いつつ、片手でまたラビの自身を撫でる。
やりきれない、切なそうな顔で見られると、
思わず私も欲情しそうになる。そこは理性でカバー。
ラビは諦めたのか、頭をソファの背もたれへ預けて喘ぐ。










「ちゅ・・ッ・・ん」

「は・・、ッ」

「ラビの、熱い」

「ッ・・何言って(赤)・・っあ!」

「・・・ん? 照れた?」

「ちがっ・・・っ、ソレやばっ・・くっ、」










自身を舐めあげた舌が熱で溶けそうだと思った。
そしたら少しだけ間を置いて上ずったラビの声。
顔は天井を向いてるから、わからないけど、
それに嬉しくなった私は、ラビの自身を含めるだけ口に含み、
舌を絡みつけ、吸い上げた。
またラビの腰が浮く。










「ふっ・・んう・・」

ッ・・ふっ、何処で・・っあ」

「む?」

「うあっ、ちょ・・ッくぅ」










ラビが身を捩り、快感に耽りつつ何かを聞いてきた。
ちょっとした意地悪をする私。
舌先でラビの自身の先をグリグリと弄る。
また喋りきれないラビ。










「ッ・・・・っ」

「っぷは、なに?」

「ハっ、はぁっ・・あ・・何処でそんな・・ッく、事・覚えて・・」

「そんな事?」










あまえりに名前を呼ぶから、
口を自身から離し、片手で自身を握ったまま私もソファの上に膝を付く。
ラビの顔を上からみるようにすると、ラビは頭をもちあげ、
私を見て口を開くが。
・・・その度に自身を握ったりして刺激する私。
実はSだったりして・・・とか余裕で思考を巡らす私に反してラビは必死だ。










「こんなッ、お前・・ッ! 上手す ぎ・・ァっ」

「・・・嬉しい褒め言葉を有難う(ニコ)」

「ッ・・、くっ」

「まだダメ。(にやにや)」

「!!・・は なせッ・・イ、ぅあっ」

「もうちょっと我慢してよ」










ラビの言葉に思わず本気で笑みが零れた。
それに反応してくれたのか、一瞬ラビの自身が強く脈を打った。
イきそうなのかと思い、自身の根元をギュッと握り射精を制圧する。
そして先端に指を這わせた後に、手を激しく上下させる。










「ッ、・・くぅ・・んっ」










堪え切れていない湿っぽい吐息が漏れる。
私はソレにいたく甘美を覚えてしまったようで。










「ラビ、」

「ィっ・・ッ、」










ラビの唇に自分のを近づけたら、
押し付けられるようにラビに奪われた。
舌を挿入させ、お互いに絡めあう。
下と上の蜜で卑猥な音がより室内に響いた。










それでも手は動かす私。蜜が手に絡み付いて滑りが良い。










「っ・・は・・ふぁ」

ッも、ダメさっ・・く」

「ん。イって いいよ」












唇が離れた後には銀の糸がひいた。
そしていい加減に快感にふけりすぎて、感覚が疎くなり、
もう昇り詰めるしかない様子のラビを見て、
満悦した私は、またラビの脚の間に入り、自身を口に含み、
根元の戒めを解いて、ラビを押上げるようにシた。










「くぁッ!! ハッ・・んン―――ッ!!!」










直後。
ラビは腰を跳ねさせ、また私の口内に白濁液を吐き出す。
制圧させたせいか、先ほどより苦く感じた。





















***





















「じゃ、紐解くね。腕と脚痛かった?ごめんね?」

「はぁ・・っ・・あー・・平気さぁ」










まだ事情の後も其の侭に、紐を外しにかかる。
ラビの手首にはクッキリと赤く跡が残ってしまっていた。
それに最中に思い切り悶えたせいもあり、
結び目は硬く、ナイフか何かで切らないと私の力では解けなかった。










「はい。ってゆーか、手首跡ついちゃった・・・そんなにキツいとは・・・」

「平気さ(にこ)」

「・・・にしてもラビやけにご機嫌だね」

「ちょーっとSッ気あったけどイイコトしてもらったし(ニヤニヤ)」

「・・・ッ(赤)」










まぁヤってしまえば後の祭り。
いくら御恩倍返しにしては、やりすぎだったかもしれない。
そんな事を考えると顔が熱くなってラビを直視できなくなった。
しかしラビは私を自分の足の間に座らせると、
後ろからギュっと抱きしめてきた。まったく意地が悪いというか。










「それに未だ付き合ってもらうし」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「えっ?」

「今度はオレが、な?(黒笑)」

「ふっ・・ふふふ(汗笑)何言って・・・」

「オレのホットミルクにだけ、何か入れたさ?」

「Σ!?」










業と耳元で囁く様に言われた、その言葉に私は肩を跳ねさせる。
心臓の音がやけにうるさい。嫌な汗もかいてる気がする・・・。










「なに?媚薬?」

「やっ、なんにも」

「ふぅ〜ん」

「・・・(汗)」

「オレまだ"その薬"のせいで熱引かないんさ」

「・・・・・・・・・・・・(滝汗)」










ホントに、ホントにやばい。
御恩倍返しドコロの話じゃない。










"もっと凄い御恩を10倍くらいで返されそうな気がする"










「責任、とってくれるよな?」

「あはっはは・・

『バッ』

 ・・Σッ!!!!!」

「逃げるなんて卑怯さー?(にこにこ)」










ラビの腕から逃げようと試みたが失敗。
腕をつかまれ、ベッドへと引き摺られていく。
あああああああどうしよう・・・。










『ドサッ』










ベッドに倒され、上にラビが見える。
ホントに薬がまた効いているらしく、
ラビの目はさっきのままだ。
ただし立場が逆なので誘っているじゃなくて、










飢えた狼 にしか見えない










「ラビ、ごめんなさいっ!もうしな・・ッん・・」

「・・・諦めが肝心って言葉知ってる?(ニコ)」

「・・・・(青)」










血の気が引いていく。
どんな恩返しを何倍くらいでされるんだろう。
本気で気を失いそうになった。










結局こうして御恩を返したって










返し返されるなら










・・・・やらなきゃよかったぁぁぁあぁあああああああ!!!!!!!











閉じる




















(/..ヽ) ☆(((≪*☆*ナカガキBOMB*☆*≫))) ☆
うひょい!(こらこら)
ホントにラビ攻めてみました。前日記で言ったとおり詰った。
楽しい・・楽しいよ!!ドキドキワクワクウフフだっ!(うえ)
そして実はコレ続編もあるってゆー。
今度はさんが御恩返しされる番ですよ、ドゥフフ(キモ)
ヤバイ、本気で楽しかった・・・(もうだめだなお前!)
あんまり表現上手くなかったりしてスイマセン。
っつーか何より



変質的な夢でさぁーせんでした!